働くシニア応援プロジェクトとは?
シニアの就業に関する現状
埼玉県の2025年の生産年齢人口(15~64歳)は435万人になると見込まれています。これはピークだった2000年の501万人と比べると66万人の減少となります。
また、元気なシニアがますます増えている中、県の調査では56.0%の方が「少なくとも70歳くらいまで働きたい」と回答されています。
定年退職などで現役を引退した後もこれまで培った知識や経験を生かしてまだまだ働きたいというシニアの方は数多くいます。
一方、定年年齢が70歳以上の企業の割合は4.9%と「少なくとも70歳くらいまで働きたい」と思っている方とのギャップがあります。
働くシニア応援プロジェクトとは
生産年齢人口の減少により地域の活力の低下が懸念される中、シニアの皆さんに活躍していただくことが時代を切り開く大きな鍵となってきます。そのことが同時にシニアの方の生きがいや健康づくりにもつながります。
そこで、埼玉県では平成28年度からシニアの皆さんが自らの意欲や希望に合わせて働くことができる社会を構築するため、「働くシニア応援プロジェクト」を進めています。
「働くシニア応援プロジェクト」では
- (1)企業での「働く場」を拡大する
- (2)シニアの就業を支援する
の2つの取組を展開しています。
(1)企業での「働く場」を拡大する
シニアの就労を促進するためには、まずその「受け皿」となる企業での「働く場」を拡大していくことが必要です。そこで、県内に事業所がある企業等を訪問し、定年の廃止や継続雇用の年齢延長、シニアの方が働きやすい職場環境づくりなどを働き掛けています。
<主な取組内容>
- 企業訪問による働き掛け
- シニア活躍推進宣言企業の認定
※ 詳しくは「シニア活躍推進宣言とは」へ - 生涯現役(生涯にわたり就労を通じて活躍し続けること)実践の推進
※ 詳しくは「生涯現役実践助成金」へ
(2)シニアの就業を支援する
①セカンドキャリアセンター等
セカンドキャリアセンターが県内9か所で就職支援セミナーや就職相談、職業紹介などを行っています。また、高等技術専門校等では就職に必要な知識やスキルなどを学ぶための職業訓練を行っています。さらに、創業・ベンチャー支援センター埼玉では、これまで培った知識や経験を生かして起業する方への支援なども実施しています。
<主な取組内容>
- 埼玉県セカンドキャリアセンターにおける就職支援
※ 詳しくは「相談窓口」ページ内の「埼玉県セカンドキャリアセンター、ハローワーク浦和・就業支援サテライト/シニアコーナー」へ - 高等技術専門校等における職業訓練
※ 詳しくは「相談窓口」ページ内の「高等技術専門校」等へ - 創業・ベンチャー支援センター埼玉におけるシニア向け起業支援
※ 詳しくは「相談窓口」ページ内の「創業・ベンチャー支援センター埼玉」へ
②シルバー・ワークステーション
市町村にあるシルバー人材センターは、地域における身近な就労支援機関として、約47,000人の60歳以上の会員の方に「働く場」を提供しています。平成29年4月には埼玉県シルバー人材センター連合内に「シルバー・ワークステーション」を開設し、事務系の仕事や人手不足分野での仕事の開拓をするなど、シルバー人材センターの魅力を高め、会員の就労につなげる取組を行っています。
<主な取組内容>
- シルバー人材センターにおける就労支援
- 「シルバー・ワークステーション」における新たな仕事の開拓と会員とのマッチング
※ 詳しくは「相談窓口」ページ内の「シルバー・ワークステーション(埼玉県シルバー人材センター連合)」へ
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