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シニアが活躍している企業の紹介

経験値と知見がシニアの強み

業種:情報通信業
事業概要:データ処理・人材派遣業
シニア活躍推進宣言企業認定日:平成29年12月22日

コバトン

〇 お話を伺った人

株式会社KSKテクノサポートさいたま支社 支社長 佐野 智昭さん

〇 事業内容について教えてください。

 BPO(外部委託)事業としてアウトソーシング部と人材派遣サービス部の2部門があります。アウトソーシング部では、データ入力、イメージ入力、画像作成など主に紙媒体を電子化する業務を行っております。人材派遣サービス部では、登録型スタッフを派遣しております。

〇 シニア採用のきっかけについて教えてください。

 平成26年頃、一般事務派遣でシニアの方を7,8人採用しました。年齢にこだわらず経験や能力重視で採用しています。



〇 未経験シニアの採用は難しいでしょうか。

 派遣業務は「経験者がほしい」「すぐ戦力にしたい」というお客様が多いので、未経験者はなかなか採用しづらいです。しかし、私どもも今年から教育に力を入れております。何日かの教育期間を設け、「未経験者でいい」というお客様がいれば派遣するようにしています。その際、コミュニケーション能力がないと現場で活躍するのが難しいようです。
 経験以外は、やはりコミュニケーション能力が一番重要だと思います。シニアで未経験は難しいとは思いますが、コミュニケーションをしっかりとれる方が多いので、そこは強みと思っていいと思います。



〇 働きやすい職場づくりのための取組を教えてください。

 弊社では、管理者が社員の話を一対一で聞く「Door Knock Communication(ドアノックコミュニケーション)」(社員に何かしらの課題を与え、次回の面談までに考えてきてもらい、また話を聞くこと。)に取り組んでいます。社員の成長を促しながらコミュニケーションの強化にも力を入れています。シニアに対しても同じように行っています。



〇 シニア採用のメリットを教えてください。

 シニアの方は熟達した経験値と知見をお持ちです。こちらで教育に時間を割くことなく、即戦力として起用できます。今まで培ってきたノウハウを生かし、若手の育成に助言していただけるといいかなと思います。
 また、シニアの方は長く続けてもらえることが多く、非常に強みと感じております。若手は1-3年で次のキャリアアップに進むので、やっと教育してこれからというときに辞められてしまうことが多いです。
 シニアの方はいろいろ経験を積まれていて、社会がどういうものかご理解されているのかなと思います。



〇 今後の会社の採用方針を教えてください。

 今までと変わらず能力重視で採用することを考えています。
 また、今年導入した音声入力のアプリケーションを利用し、声で文字入力できないかという試みにチャレンジしていきます。実現可能になれば、シニアや障害者雇用にもつながると考えています。



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