定年は60歳ですが、就労を希望するシニア社員に対しては、65歳までは1年契約、65歳を超えてからは半年ごとの契約で本人の健康面に配慮しつつ、特に年齢の上限を定めることなく活躍の場を提供しています。
温泉施設という特性上、夜間も営業していますが、シニア社員の健康面に配慮し、シニア社員は17時以降の勤務はできるだけ減らすようにしています。また、1日の勤務時間を3～8時間とし、身体的な負担も考慮したシフト体制をとっています。

シニア社員と若手社員が一緒に仕事をする中で、シニア社員の豊富な観光知識やノウハウが自然に伝達されるよう就業環境を整えています。例えば、全社員が１つの休憩室を使っておりシニア社員と若手社員とのコミュニケーションに役立っています。

一番重点を置いているのはシニア社員の健康面への配慮です。法定の健康診断のほかインフルエンザの予防接種は会社負担で希望者に行っています。また、希望日に休暇が取れるようにシフト表を提出してもらい、全体で調整するなど健康面に配慮しシニアの活躍の場の拡大を図っています。

メインの顧客層と年齢的に近いシニア社員を積極的に起用することで、顧客とのコミュニケーションがより円滑になりました。地元に長年暮らしているシニア社員は観光情報にも詳しく、結果的にリピーターの獲得など営業面でも貢献しています。いまやシニア社員の方は欠かせない戦力です。