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彩の国シニア応援大使のコラム(第2回)

2017年8月 7日

※ このコラムは彩の国シニア応援大使の三遊亭鬼丸さんのブログの一部を紹介しているものです

身近なシニア~私の父

掲載日:平成29年8月7日

今回はシニアの中でも一番身近なシニアの私の父親について書きたいと思います。私の父親は山に登るのが好きで、そのため山に登る体力があるうちにと2年早く退職をしました。

実際に退職後は親の仇のように様々な山に出掛けておりました。やや太り気味と言われた健康診断の結果に対して、退職後は毎日朝の9時から市営のスポーツクラブに通い水泳とランニングマシーンで汗をかき、その結果一年後の健康診断で「痩せすぎ」と云われるほど真面目でストイックな父親です。

それはそれで健康的なのは子供としてありがたいですし当人もまんざらではない感じなのですが、せっかくなのでもう一歩踏み込んで理想のシニアについて息子から言わせてもらいたいのです。

ではどんなシニアの父親ならうれしいかと言うと、体や健康もいいんですがもっと今も自分自身にインプットをし続け、息子である私に刺激を与えてくれる存在であって欲しいのです。あり余る時間を読書や映画に費やし良いものを薦めてくれるとか、新しい趣味を始めて私の知らない楽しみについて語ってくれる等々。

一方でこの世代は時間も労力も会社や家族に費やすことで社会を支えてきたので、自分に何か費やすのが苦手なのかもしれません。もちろん言っておきますが、仕事でも人生でも尊敬はしてますからね、一応。

父にはこの文章をどこかで目にしてもらって、現役の私と一時代を過ごし終えた父とが盃を交わしながら、ああでもないこうでもないと政治や文化を肴に語り合いたいものです。

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