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彩の国シニア応援大使のコラム(第4回)

2017年10月16日

※ このコラムは彩の国シニア応援大使の三遊亭鬼丸さんのブログの一部を紹介しているものです

シニアの取材2回を終えて

掲載日:平成29年10月16日

8月25日と9月22日の二日間、彩の国シニア応援大使として川越・狭山など県西部地域と越谷・春日部など東部地域の企業や地域活動をしている団体を訪問し、活躍しているシニアを取材してきました。

取材を通じて気付いたことですが、シニアが社会で活躍するのは大きく分けて2つのパターンがあるようです。 1つは戦力として現役と同じように給与をもらいながら働くパターン、そしてもう一つはボランティアです。

戦力として働く場合でも個々のテンションや動機は様々ですし、ボランティアの場合も個人個人のボランティア活動に対する思いの強さは様々です。ただ私が取材をして一番感じたのは「人は人から必要とされることが必要」ということです。給与はありがたいけれど、そのためだけではなく若い後輩から聞かれること、そして教えることの喜び。報酬がなくとも誰かを喜ばすために勉強をし、それが「ありがとう」というお礼の言葉で充足感が満たされるやりがいのある生活。

趣味や遊びに囲まれた老後も良いけれどその合間にちょっと誰かから必要とされたい。褒められたい。今「承認欲求」という言葉が流行ってますが、これは人間そのものが生まれながらに持っている本能なのでしょう。身近な人や世間の役に立つ、喜ばせて褒められる生活こそが「生きていることの証」じゃないかと思った次第です。

今回の訪問の様子は埼玉県広報誌「彩の国だより」12月号に掲載されます。

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