私は平成27年に、弊社が展開する５店舗のうち「大福茶屋さわた」の店長を任されるようになりました。

　お店の運営や接客、販売などを行っています。また、ランチには地場産の麦とろご飯なども出していますので、その仕込みや料理なども行います。地域に根差したお店を目指して日々仕事に励んでいます。

　当店は、お客様が縁側でお茶飲みするような場を感じてもらえるよう「福を分ける」気持ちで毎日お菓子を手作りしたり、甘酒を無料で振る舞っています。商売はその先で、また来ていただけることに感謝して働いています。

　そんな心掛けや、店内の雰囲気から「おばあちゃんの家」に遊びに来たような気持ちになるお客様もいらっしゃいます。

　お店ではいろいろなお客様とコミュニケーションを取りながら営業しているので、私自身、毎日わくわくしており、生活にも張りがあります。私は生まれも育ちも熊谷市妻沼で、実家が商家でした。幼い頃からこれまで商いに携わってきた経験を基に、孫のような若い世代にも商いの心や働く意味、おもてなしの心を伝えていきたいと思っています。

　人は何歳になっても成長できると思っています。「何かしたいけど私にできるかな」と不安に思っている方も、ぜひ一歩を踏み出してください。