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いきいき働くシニアの紹介

社会のためになり、生きがいにもなる

阿部 俊幸さん(68)


業務:施設警備


派遣先:所沢航空公園
  (埼玉県所沢市)

コバトン

バラエティに富んでいて日々勉強になる

仕事の内容について教えてください。
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 現在は所沢航空公園で施設警備の仕事をしています。1勤務が24時間で、8時30分から翌朝の8時30分まで勤務しています。3人で交代しながら警備しているため、勤務日の翌日は明け日となり、その翌日は休みで、3日に1回の勤務となっています。休憩はご飯の時間を昼と夜で1時間ずつ、夜間に仮眠を4時間とっています。
 現在の警備先では昼と夜で警備内容が異なります。昼間は航空発祥記念館で道案内したり、危険物や危険行為がないかといった確認を行ったりしています。夜は50ヘクタールもある公園を車でパトロールしています。禁止されているたき火やローラースケートなどを行っている人がいないか確認しています。
 事件があれば警察とタイアップもします。例えば、盗難車を発見した時、迷子や家出少女を保護した時に警察と連携します。
 警備業といっても様々なことが起き、バラエティに富んでいて日々勉強になります。

仕事を始めたきっかけは何ですか?

 前の仕事を早期で退職し、次は何をしようかと仕事を探していた時に自宅の近くで募集していたのが今勤めている会社でした。警備の仕事をしたいと思っていたわけではありませんでしたが、自分の行動パターンに合った仕事をさせていただいており、20年以上続いています。

社会のためになる仕事

仕事のやりがいについて教えてください。

 迷子の保護や盗難車を発見すると社会のためになっていると感じます。
 社会のためになっていると思うと、仕事を続けるモチベーションも維持でき、生きがいにもなります。
 体力が続く限りは、会社からもういいよと言われるまで70歳を過ぎても働き続けたいと思っています。もっと給料が良ければ言うことなしですね(笑)

シニアになって働き方など変わったことはありますか?

 40代半ばで勤め始めてからほぼ同じ勤務形態でやってきています。65歳の定年を迎えて諸手当がなくなったため、待遇面の変化はありました。しかし、その他については今のところ変わったと思うことはありません。
 特に筋トレはしていませんが、2日間もあれば休養も十分取れますし、体力的な不安もありません。ひょっとしたら20代に剣道やバレーなどで鍛えたのが役立っているのかもしれないですね。
 警備の仕事は、年齢によって変わるというより、警備先の現場によって変わります。前の警備先であるがんセンターでは、夜間の電話対応も業務の一つでした。電話対応があると言葉遣いにも気をつけないといけないなど、必要とされるスキルが変わります。多い日は夜間に200~300件の電話対応があり、大変でした。

sinniti3.JPG 他のシニアの方に向けたメッセージをお願いします。

 働くかどうかというのは個人が決めることだと思います。その上で、私自身について申し上げますと、私自身はマグロのように常に動いていないとダメな人間で、家で盆栽や囲碁をして過ごしているだけではぼけてしまうのではないかと思います。
 仕事で適度に動いているからか、ジョギングなどあえて健康づくりをしなくても体の調子は良いです。この歳で警備の仕事をしていてもまったく苦になりません。
 ですので、私はこれからも働き続けたいと思っています。

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