皆さんは「社協」をご存じですか。各市町村にある社会福祉協議会の略称です。社協は、誰もが生き生きと喜びを感じられる社会を目指し、地域福祉の推進に取り組む団体です。福祉サービスの提供のほか、皆さんが行う見守りなどの支え合い活動やボランティア活動を支援しています。
また、社協はボランティアセンターとして、ボランティアの普及啓発や、ボランティアをしたい人と支援を希望する人をつなぐ橋渡し役も行っています。
例えば、所沢市社会福祉協議会では、メールや無料通信アプリを通じてボランティア情報などを提供しています。アプリなどに登録するシニア世代も年々増え、中には参加者同士でグループを作り、地域デビュー※を応援する「所沢シニア世代地域デビュー支援の会」なども生まれ、活発な活動を展開しています。
ボランティアに参加している人たちからは、「視野が広がった」「地元の友達ができた」「自分ができることに気付いた」などの声が数多く寄せられています。ボランティアは楽しみながら続けることが大切です。まずは友達づくりを目指し、気軽に参加してみませんか。

※地域で行われている活動に初めて参加すること

シルバー人材センターは、シニアが働くことを通じて生きがいを得るお手伝いをするとともに、地域に密着し、地域社会の活性化に貢献しています。個人や企業などからの依頼を受け、会員に仕事を提供しています。60歳以上の健康で働く意欲がある人であれば、どなたでも入会できます。
センターは各市町村にあり、公共施設の管理や屋内外の清掃、除草などの軽作業を請け負っています。さらに経理など事務系業務のほか、介護施設やスーパーマーケットなど人手不足とされる分野での業務の拡大にも取り組んでいます。また地域の実情に合った事業を行っていて、例えば、八潮市シルバー人材センターでは、地震対策用の家具転倒防止器具の取り付け、空き家の管理、家事援助サービスなどを提供しています。このほか、学校での環境美化活動など地域活動にも取り組んでいます。
活動に興味のある人は、ぜひ最寄りのセンターにお気軽にお問い合わせください。