いきいき働くシニアの紹介
未経験でも思い切って飛び込んでみましょう
東埼玉総合病院附属清地クリニック通所リハビリセンター(杉戸町)
※杉戸町シルバー人材センターより派遣
事業概要 通所リハビリセンター事業
木村令子さん(68)
利用者の安らぎになれるように
私は登録していた杉戸町シルバー人材センターからお話をいただき、現在、通所リハビリセンターで利用者の見守りなどのケアをしています。特別に決まった業務はありませんが、常に周りに気を配り、50名ほどいる利用者の中で手助けが必要な方のお手伝いをしています。また、時間を見つけては利用者の方とお話をすることに努め、利用者が精神的に安らげるよう心掛けています。
最初のころは、利用者の方が何をしてほしいのか分からないこともあり、言われるままに手助けをしていました。慣れてきて利用者一人ひとりのリズムがつかめてくると、それぞれに合った対応ができるようになってきました。 最近では利用者の顔も見慣れてきて、それほど気を使うことなく気軽に話ができるようにもなってきました。私がいないとき、利用者の方から他の職員さんに「今日は木村さんはいないの?」と聞いていたり、次に出勤したときに「この前いなかったね。」と声をかけてくれる方がいると、私を待っててもらえたのかなとありがたく感じます。 また、人生の先輩方なので私の日常生活の相談などに乗ってもらうこともあります。日々集中して取り組んでいます
利用者の方それぞれに気をつけなければいけないことがあります。例えば、コーヒーを提供する場合、砂糖を入れてはいけない方もいるので、細かい部分でも間違えないように確認することが大切です。気を抜かずしっかり取り組むよう気を付けています。仕事中は集中しているからなのか、動き続けていても疲れたと思うことはあまりないですね。
未経験の分野でも思い切って飛び込むことが必要
この仕事を始めた時から、シニアの方への見方が変わってきました。仕事を離れても、街中などで表情や動作に違和感を感じるシニアの方を目にすると、「大丈夫ですか」とすぐ気が付いて声をかけることがあります。周りにいた友人などから、「よく分かったね」と感心されるとき、職場での経験が生きていると実感します。
今の仕事は初めて経験したのですが、未経験だからといって敬遠していたら今のように生き生きと過ごせていなかったかもしれません。堅苦しく考えず、思い切って飛び込むことが必要ですね。東埼玉総合病院附属清地クリニック通所リハビリセンター