シニアが活躍している企業の紹介
年齢は意識しない
株式会社テスココンポ
業種:運輸業・郵便業
事業概要:流通加工業(運輸に附帯するサービス)
シニア活躍推進宣言企業認定日:
平成30年10月29日
〇 お話を伺った人
株式会社テスココンポ 総務部 羽鳥 光史さん
〇 事業内容や会社について教えてください。
物流・流通加工のアウトソーシング業として、各メーカーから商品を預かって、出荷業務や保管業務をしています。具体的な業務としては、ピッキング・仕分け・梱包・値札付けなども行っています。
従業員は約400人で60歳以上は95人です。そのうち、65歳以上が55人で70歳以上は21人です。
〇 どのような職種・業務でシニアを雇用していますか。
ピッキング業務等に加えて、荷受けや各セクションへの商品の格納などを行っていただいています。40代~50代で入社してシニアになっている方もいれば、シニアになってから入社した人もいますが、どちらの場合でも同じ業務を行っていただいています。
〇 シニアになると体力面で個人差があると思いますが、仕事上の影響を感じますか。
体力の差がないことはないですが、若い人より体力があるシニアもいますので、シニアだからということはないと思います。仕事内容も、一人で作業をこなすのではなく、みんなで分担して作業しますので、遅い人がいても全体としては仕事を進めることができます。どうしても歩きまわれない人は値札付けをメインにしてもらうこともあります。
〇 シニアが活躍するための取り組みを教えてください。
特別な取り組みはありません。若い人より動けるシニアもいますので、年齢で人を判断していません。ハンドリフトの導入など、全体の作業負荷を減らすことを意識した取り組みをしていますので、結果としてシニアにとっても負担が減っていると思います。
〇 シニアの良いところを教えてください。
人生経験が豊富ですので、自分の意見を伝えるときは、相手に柔らかく、うまく伝えることができていると感じます。新しく入ってきた人への面倒見も良く、対人関係を円滑にできることは良いところだと思います。
〇 シニアの雇用に関する貴社の考えを教えてください。
75歳まで継続雇用の年齢を伸ばしましたので、採用年齢も若干上がるかと思います。この先も年齢に応じて線引きをしたり、何かをしたりすることはないと考えています。 面接に関しても20代、30代の人と質問内容はあまり変わらず、やる気などによって採用を決めています。生産年齢人口が減ってきていますので、年齢を気にしている場合ではないということもあります。
〇 生涯現役実践助成金はどのように使うことを検討していますか。
はっきりとはまだ決まっていませんが、従業員の負担が軽くなるようなものを導入したいと思います。
働くシニアの紹介へ